最近、働き方改革ではないですが、在宅勤務が多くなりました。
その為、家で仕事をする時と、会社でパソコンをする時、さらに打ち合わせの外出先で仕事をする時など、異なる環境での仕事をすることが増えています。パソコンも可能であれば同じ環境のものを持ち運びたいですよね。
そこで、持ち運ぶのに無理のない重量で、無理のない小さめのサイズ、AdobeなどのアプリやChromeでの複数タブなどを快適に動作させる環境。これらを満たすパソコンを絞り込んで購入することになりました。
・持ち運ぶのに無理のない重量 1kg前後(軽いに越したことはない)
・無理のない小さめのサイズ 13インチ程度
・Adobeなどのアプリを動作 グラフィックボード搭載
・快適に動作させる CPU Core i7、メモリ8~16GB
2020年8月現在、候補に挙がったパソコンは、性能で言えば「Dell Inspiron 13 7000」、グラフィックボードを搭載していないのですが軽量ということで「Dynabook GZ83」、要件を満たしていてデザインも好みの「ASUS ZenBook S13」、の3機種になります。
性能とコスパ的にはDellのパソコンなのですが、厚みがあるのと、デザインがどうしても抜け出せない。。。 Dynabookは重量が0.86kgということで軽量なことがかなり魅力的なのですが、グラボを搭載していないことが引っかかります。
マイクロソフトのSurfaceも考えましたが、Suarfaceはどれも重量が1.25kg近くあって、グラボもIntelのものなのですよね。ということで、今回は「ASUS ZenBook S13(UX392FN)」を購入することになりました!
目次
軽量でスリム、グラボも搭載でスペックも重視
今回レビューする「ASUS ZenBook S13(UX392FN)」は、2019年4月に発売されたASUSのノートパソコンになります。OSはWindows 10 Home、ディスプレイは13.9インチ(1920 × 1080)、CPUには、第8世代インテル Core i7 8565U(4コア)、メモリは16GB、ストレージは512GB SSD、グラフィックボードはGeForce MX150が搭載されています。
重量は約1.16kgで、サイズは幅316mm×奥行195mm×厚み12.9mmとなっており、13.9インチの画面サイズでありながら、超狭額ベゼルディスプレイにより、13.3インチのパソコンと同じくらいのサイズを実現しています。
ノジマオンラインで149,800円で販売されていましたが、10,000円オフクーポンで139,800円(税込)で購入できました。このスペックで、この価格ならお買い得ですよね。
「ASUS ZenBook S13(UX392FN)」の同梱物
ノジマオンラインでは注文した翌日にパソコンが届きました!
こちらが「ASUS ZenBook S13」の外箱です。
同梱物は以下の通り。
・パソコン本体
・ACアダプター(USB Type-C)
・ASUS ミニ ドック
・専用スリーブ(ケース)
・製品マニュアル
・製品保証書
なんと、パソコンを入れる為の「専用スリーブ(ケース)」や、HDMI・USB3.0・充電用のUSB Type-Cの3つのポートが搭載された「ASUS ミニドック」が付属していました。この2つだけでも10,000円相当ですね。WordやExcelなどのMicrosoft Officeは入っていませんので、必要であれば別途購入する必要があります。
こちらが付属の「専用スリーブ」。蓋はマグネットで閉まります。
そしてこちらが「ASUS ミニドック」です。
左から充電用のUSB Type-C、HDMI、USB3.0のポートになります。
本体の外観
「ASUS ZenBook S13(UX392FN)」の外観になります。
アルミニウムボディにより、しっかりとした高級感があります。カラーは「ユートピアブルー」ということで、シルバーをベースとした、若干青みのある色となっています。また、画面も超狭額ベゼルの3.5mm(左右は2.5mm)により、本体の小型化を実現しています。
本体の右側側面には、コンボジャック、USB 3.0ポート×1があります。
本体の左側側面には、USB3.1 (Type-C/Gen2)×2、microSDカードリーダーがあります。
本体の背面には通気口と「ZENBOOK SERIES」のロゴがあしらわれています。
本体を開くと、本体の奥側が少し浮かび上がるようになっており、これによりタイピングのしやすさと冷却効率、オーディオの性能が向上されています。
キーボードは、暗闇でも文字が光るイルミネート機能を搭載した、日本語キーボードとなっています。また、タッチパッドには指紋認証が搭載されています。
超狭額ベゼルディスプレイでコンパクト
そして、画面サイズは13.9インチなのですが、超狭額ベゼルディスプレイによりベゼルが3.5mm(左右は2.5mm)程度しかなく、実質13インチのパソコンと同じくらいのサイズを実現しています。上部にカメラが配置されています。
実際に13.3インチの「DELL Inspiron 13 5000 2 in 1(5378)」(幅324mm×奥行224.8mm×厚み20.4mm 重量1.6kg)と比べてみたところ、13.9インチの「ASUS ZenBook S13(UX392FN)」(幅316mm×奥行195mm×厚み12.9mm 重量1.16kg)は、それよりも一回り小さいサイズでした。ちなみに一番上は10.1インチの「ASUS TransBook mini H103HAF」(幅261mm×奥行172mm×厚み13mm 重量870g)になります。
ストレージは512GBですが、起動直後のストレージの空き容量は443GBでした。これくらい空きがあれば、色々なアプリをインストールしたり、データを保存しても、余裕がありそうですね。
ベンチマークスコアやオンラインゲーム
続いてベンチマークになります。
まずはPCMark 7のベンチマークスコアになります。
スコアは6097でした。
「ASUS ZenBook S13」に搭載されているCPUは、第8世代 Core i7 8565U(4コア)なのですが、数ヶ月前にレビューした、コスパの良いゲーミングPCの「DELL G3 15(3590)」に搭載されている第9世代インテル Core i7 9750H(6コア)のスコアの6747と、そんなに変わらないくらいですね。
PCMark 7では、グラフィックボードのスコアがあまり反映されていないようなので、この後行う、ゲームのベンチマークで大きな差が出てくるのではないでしょうか。
>> DELL G3 15(3590)レビュー。WEB制作にも最適なコスパの良いゲーミングPC
ということで、ファイナルファンタジー XIVのベンチマークを見てみましょう。結果は1280×720の高品質(ノートPC)の場合6574(とても快適)でした。
ゲーミングPCの「DELL G3 15(3590)」は14095(非常に快適)だったので、グラフィックボード差が大きく出てきましたね。金額的には「DELL G3 15(3590)」の方が12万円程度で買えるくらいなので、むしろ安く購入できてしまいます。
ただ、「DELL G3 15(3590)」の重量は2.34kgで大きさや厚さもあり、持ち運びには向いていません。据え置きでも良ければ、「DELL G3 15(3590)」の方が良いかもしれませんね。
軽量・スリム・デザイン性を重視するなら、「ASUS ZenBook S13」がおすすめです。
試しに画面の解像度をフルスクリーン(1920×1080)にしてみましたが、スコアは4385(快適)でした。
続いてドラゴンクエストXのベンチマークです。
まずは標準品質で解像度は(1280×720)の」設定で、ベンチマークスコアは8653(とても快適)でした。
続いて最高品質で解像度をフルスクリーン(1920×1080)にしてみましたが5529(快適)でした。
どちらも、フルスクリーンにした場合、ある程度ゲームを快適に遊べなくはないですが、がっつりとゲームをメインに遊ぶ場合には、やはりグラフィックボードがもう少し良いパソコンにした方が良さそうですね。
最後にCrystalDiskMark6による、ストレージの読み書きのベンチマークになります。
今回の「ASUS ZenBook S13(UX392FN)」は、SSD(PCI Express 3.0 x2接続)を搭載したパソコンになります。通常のHDDより高速・軽量であり、さらに振動にも強いのでモバイルノートパソコンに最適です。
まとめ
「ASUS ZenBook S13(UX392FN)」は、軽量・スリムなモバイル性と、パフォーマンスの両方を兼ね備えたノートパソコンになります。本格的にゲームを楽しみたい場合には、もっと上位版のグラフィックボードを備えたパソコンがおすすめです。
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