Windows7 のサポート終了が、あと1年を切っていることはご存知でしょうか?以前にもWindows XPのサポート終了が話題になり、パソコンを買い替えた方も多いようです。
そして、Windows7 のサポート終了は2020年1月、Office 2010のサポート終了は2020年10月となっています。サポートが終了してしまうと、アップデート(更新)がおこなわれなくなり、セキュリティが危険な状態になったり、色々なサービスでサポート対象外となってしまい、使えないことが多くなってきまてしまいます。
さらに今回は、2019年10月から消費税が10%に増税されることが予定されています。パソコンも10万円~15万円くらいはしますので、2,000円~3,000円くらいは出費が増えてしまうことになりますよね。
特に企業がパソコンを買い替えるとなると、パソコンの台数が大きくなってきます。例えば100台の買い替えなら20万円、もっと大きな企業となると数百万円の出費ですよね。。。そんな理由から消費税が10%に増税される前に、パソコンの買い替えの需要が増え、コスパの良い安いパソコンは品薄になってしまうことも予想されます。
そんな理由から、パソコンを買い替えるなら急いだほうが良さそうです!
目次
Windows7のサポートが終了するとどうなる?
1. セキュリティのリスクが増える
Windows7のサポートが終了すると、まずは発売元のマイクロソフトからのアップデート(更新)がおこなわれなくなります。アップデートとは、パソコンを開始または終了する時に表示されたりするアレです。毎月定期的に行われているのですが、アップデートが行われることで、不具合の修正が行われたり、セキュリティが強化されています。
そのアップデートが行われなくなるということは、不具合が修正されなくなったり、セキュリティの危険な箇所が見つかっても、放置されてしまうことになります。そうなると、ウィルスに感染されやすくなったり、パソコンを悪用され、ネット経由で他のパソコンへ危害を加えるような操作をされたりといったリスクが大きくなってしまうのです。
とはいえ、Windows XPの時もそうでしたが、よほどのセキュリティの欠陥が発見された時には、アップデートをしてくれると思います。また、サポートが終了したからといって、すぐに「危険」というわけではありませんので安心してください。
1年くらいは使っていても大丈夫ですし、インターネットに接続しないで使う分には、危険もかなり減ります。「インターネットに接続しないのに、何が危険なの?」と思うかもしれませんが、USBメモリからウィルスに感染することもありますし、社内のネットワークからも感染することもあるのです。
2. 使えないサービスやアプリが増える
もう一つが、使えないサービスやアプリが増えてきます。
こちらも、すぐに使えなくなるわけではありませんが、徐々に「Windows7はサポート対象外」と言われてしまうことになります。
インターネットを閲覧する為のアプリも、Windows7では「Internet Explorer(インターネット エクスプローラー)」が使われているのですが、Windows10からは「Edge(エッジ)」というアプリに代わっています。販売元のマイクロソフト「IE(Internet Explorer)は使わないように」と言い出しているくらいです。
・マイクロソフト、企業にInternet Explorerの使用をやめるよう要請。「IEは技術的負債もたらす」
https://japanese.engadget.com/2019/02/08/internet-explorer-ie/
そのような理由から、インターネットで閲覧できないページが増えたり、利用できないサービスが増えてしまいます。特に銀行や証券などの金融系は、セキュリティ的に厳しいので、早い段階でWindows7は対象外となってしまうのではないでしょうか。
消費税増税でコスパの良いパソコンが品薄?
また、2019年に10月に消費税が10%に増税される予定です。
そうなると、10万円~15万円するパソコンの場合、2,000円~3,000円の出費増になってしまう為、増税する前に買い替えるユーザーも多いのではないでしょうか。
特に企業の場合には、買い替える台数が多くなりますので、さらに大きな出費となってしまいます。そんな理由からコスパの良いパソコンは、品薄になってしまう可能性があります。2019年3月末までの決算前に、予算を使って買い替えてしまう企業も多いようです。
パソコンが品薄になってしまうと、「型落ちのお買い得なパソコン」や「コスパの良い安いパソコン」は、あまり買えなくなってしまう可能性もあります。そうならない前にも、今からパソコンの買い替えを検討して、良いパソコンがあったらすぐに購入してしまった方が良いかもしれませんね。
PC上手では、パソコン購入ガイドやおすすめのノートパソコンも紹介してますので、是非参考にしてみてください。軽量モバイルノートパソコンのレビューも何台かしていますので、参考になれば幸いです。
>> 【2018年10月】10~11インチのおすすめな軽量モバイルノートパソコン
>> HPの薄型・軽量のモバイルノートパソコン「ENVY 13」レビュー
>> 870gの軽量モバイルノート「ASUS TransBook mini H103HAF」レビュー
Windows10 へアップグレードする方法も
比較的、性能の良いWindows7を使っているなら、Windows10へアップグレードする、という方法もあります。Windows10へアップグレードしてしまえば、今まで通りパソコンを使っていくことも可能です。
「Windows10 DSP版」という、PCのパーツとセットで販売されているものであれば、比較的安くWindows10をアップグレードするライセンスを手に入れることができます。Amazonでは16,000円前後で販売されているようです。
>> Microsoft Windows10 Home 64bit 日本語版|DSP版|LANアダプターバンドル品
以下のマイクロソフトの公式サイトでは、Windows10にアップグレードする際に必要なパソコンの条件が紹介されています。
・Windows 10 コンピュータの仕様とシステム要件
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-specifications
まとめ
最近は、インターネットの閲覧や年賀状の作成であれば、スマホで済ましてしまう方も多いようです。とはいえ、WordやExcelを使ったり、大きい画面でインターネットを閲覧したいような場合には、パソコンはあった方が良いですよね。
パソコンは、型落ち品でもそんなに大きくスペック(性能)が変わるわけではないので、少しでも安く購入したいなら、型落ち品が狙い目です。ただ、Windows7 サポート終了前と消費税が10%に増税するタイミングで品薄になってしまうことが想定されるので、なるべく早めに新しいパソコンに買い替えた方が良さそうですね。